心理学の限界 なぜ心理学では幸せにはなれないのか

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人の心の問題や、幸せを追求する学問として、心理学があります。

心理学は人間の心という目には見えない分野を研究するところから始まりました。
心を知ることによって、人間とは何かを見つめていく学問とも言えます。

哲学も同じように人間とは何か、人生とは如何なるものかを思考する学問ですが、哲学との違いは科学的な臨床研究を行い、それを元にしている点です。

ウェキペディアによると、

心理学の開祖と呼べる哲学者は「心は脳髄にあり」と述べたアリストテレスであり、哲学から心理学へ独立した学問へと小径を開いたのはルネ・デカルトである。

と述べられています。

心理学は心の学問でありますが、それは古くから、人間を知り、どうすれば人は幸せに生きれるのか?という幸せの探求であったとも言えます。

近年では、アメリカのウィリアムジェームズが心理学の父と呼ばれています。

また、フロイトは、無意識の影響を提唱し、過去の経験が今の行動を規定しているという「原因論」を唱えました。

フロイトと共同研究を行なっていたアドラーは、人には目的があり、過去ではなく、これからの目的に応じて自ら今の状況を選択しているという「目的論」を提供しました。

フロイトとアドラーが分かれていった理由として、フロイトの衝動的欲求をギルドと呼んで、否定した事が原因と言われています。

またユングは、深層心理について研究していましたが、後年は自身が精神疾患を患っていました。

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ポジティブ心理学とは

それまでの心理学は、精神疾患を患った患者を治療しようとするカウンセリングを中心に発展してきました。

それに対して、人間のプラスの面に焦点を当てて、幸せな人生を生きることを目的に研究されるようになった心理学として、ポジティブ心理学があります。

ポジティブ心理学は、ペンシルバニア大学の教授であった、マーティンセリグマン博士が考案した心理学です。

似たような言葉にポジティブシンキングがあります。ポジティブシンキングとの違いは、マイナスな出来事もプラスに捉えようという考え方ですが、ポジティブ心理学では、科学的な臨床をもとに人が幸福で生きられるための研究をしている心理学といえます。

人はいかに生きれば幸せになれるのか?幸せに生きる人たちを調査研究して、科学的に幸せに生きる人たちを調べ、そのデータをもとにして幸せに生きる考え方について、伝えています。

今までの心理学が、精神疾患を患っていた人の心の治療を目的に発展したのに対して、ポジティブ心理学は、幸せに生きている人を研究することで、発展してきました。
 
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ポジティブ心理学の5つの柱 PERMAとは

ポジティブ心理学では、創始者の一人であるチクセントミハイが、幸せに暮らすために、ウェルビーイングと言って、5つの柱を提唱しています。

Positive Emotion:ポジティブ感情

ポジティブ心理学におけるポジティブ感情とは、「愛」「安らぎ」「笑い」「希望」「感謝」「興味」「誇り」「愉快」「鼓舞」「畏敬」といった、前向きで明るい感情のことを言います。またポジティブ感情は、ネガティブな感情よりも強く、ポジティブがネガティブを3倍に上回ると、問題に対処力したり、落ち込んだ時の回復力が高まり、人生の幸せを向上する要素を生み出すとされています。

Engagement:没頭や没入

Engagement(エンゲージメント)とは、時間を忘れて没頭・集中して、夢中になることを指しています。よくスポーツ選手などが「ゾーン」に入ると言われますが、何かに夢中になると驚くような集中力が湧き、仕事の効率や生産性などをそうでない時以上に高めます。 この没頭したりする状態は、ネガティブな感情から自分の心を守るという効果もあります。

Relationship:豊かな人間関係

ポジティブ心理学では、人が幸福を感じる大きな要素として、人間関係を挙げています。家族や友人、恋人や夫婦関係など、他の人たちと心をオープンにした関係があることは、幸せな感情を大きく育てます。また「他の人たちに貢献したり役に立つことをすることで、自分も幸せになる」ということが、研究の結果明らかにされています。

Meaning:人生の意味や意義

Meaningは、人生を歩むなかで、何が大切で、何が重要なのか、自分の生きている価値などを明確にすることが、幸福度をあげて充実させるとしています。

Accomplishment:達成、完遂、マスター

Accomplishmentは、人は目標を定め、それを達成することで、幸福感が向上するという考え方です。確かに自分がするべき事が明確になり、それに向かっている時は、楽しく、前向きになりますし、それが達成された時はポジティブ感情を生み出すことは多くの人が経験していると思います。これが幸せに結びつく生き方であると考えられています。

近年はこの5つの柱に加えて、Vitality:身体面の活力も柱に加えられています。

ポジティブ心理学は、近年ではビジネスの場でも用いられるようになっており、社員の前向きでポジティブな状態が、生産性や効率を高めたり、より良いアイデアが生まれるなど、社内研修にも採用する企業もあるようです。

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選択理論とは

前向きに生きるための心理学としては、選択理論も有名です。選択理論はウィリアムグラッサー博士が提唱した考え方です。

そして人生で抱える多くの問題が、人間関係の問題にあるということから、いかにして人とのコミュニケーションを円滑にするかという実践的なメソッドがあります。

外的コントロールと内的コントロール

選択理論では、外的コントロールと内的コントロールという考え方が特徴的です。これはどんな人もあらゆる選択は、自分自身が自ら行なっており、どんなに外的に強制されたとしても、人の選択を変えることはできないという考え方に基づいています。

相手の考え方や行動を変えようとする時に、相手を責めたり、無理矢理強制したり、罰を与えたり、恫喝したりして、外側から強引に人の考えを変えようとすることを、外的コントロールと言います。

このやり方は、よく上司と部下や、高校の部活動などで、監督の先生が、生徒に対して行うやり方です。

怒鳴りつけたり叱ることで、、その時は確かに相手を思い通りに動かすことはできます。しかしこのやり方を続けていくと、必ず人間関係は破綻に向かってしまいます。そしてそれを修復させるのは時間が経てば経つほど、困難になってゆきます。

それに対して、内的コントロールとは、本人が自らそうしようと思うように、対話を中心にして、自ら行動するように促すコミュニケーションです。このやり方は時間もかかり、忍耐も要ります。

ただ相手との関係を悪くすることよりも、より良い人間関係を築く事ができます。会社などで、上司と部下でギスギスした関係の組織の場合、コミュニケーションの研修として、選択理論は有効であるといえます。

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心理学の限界

どの心理学も、人が幸せに生きるための方法を、科学的なデータを元にしています。その点では、大くの先人の科学者や学者には、大きな尊敬を持たざるを得ません。

しかし、どんなに科学的に研究しても、人の幸せは学問では解決することには限界があります。

もしそれが可能であれば、世の中の人はもっと幸せに暮らしていても良いはずです。

なぜそうならないのかといえば、この世界は、1%の見えている世界と、99%の見えていない世界とがあります。

科学や学問によってわかっている世界とは、1%の世界の地域です。

それに対して、この世界には99%の目には見えないけれども、1%の現実という世界を作り出している原因となっている世界が存在しています。

その99%の世界に、あらゆる現象を引き起こしている原因があるのです。これは潜在意識や集合無意識と呼ばれる、1%の世界の話ではありません。

世界中のすべての科学者もわかっていない世界が、確実に存在しており、その99%の世界にある原因を解決しなければ、何も変わらないのです。

その解決ができるのが、空気の中に存在している奇跡を起こす力=自然の力です。

自然の力について、くわしいことをお知りになりたい方は、レポートをダウンロードしてください。

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